My Job

経営状態を正確に表す単体・連結の決算業務。
グループ全体の財務経理に関する司令塔の役割を担う。

入社以来、財務経理部でauフィナンシャルホールディングス(以下、auFH)の単体決算や連結決算(日本基準・IFRS基準)、開示資料作成、当局報告資料作成、グループ会社管理、親会社であるKDDIへの報告などを行っています。これら多岐にわたる業務のなかでも、四半期ごとの決算業務は非常に重要です。決算書はグループの経済活動がすべて反映されたものであり、それらはステークホルダーに伝えられるだけでなく、管理会計を通じて経営の意思決定の重要な指針となります。決算業務そのものに派手さはありませんが、その情報は会社経営の要になるという意識で業務に臨んでいます。2023年10月には財務経理部内に統括Gを立ち上げ、GLとして単体・連結決算のさらなる早期化や効率化、グループ会社管理の強化に取り組んでいます。また、auフィナンシャルグループ(以下、auFG)全体の資金効率化や会計処理方法の統一化、レギュレーション対応施策の提案なども行っており、グループ全体の財務経理に関する司令塔のような役割だと自覚しています。

先進的で有益、低コストなサービスを提供する事業の魅力。
15年にわたって培った財務経理の知見をフルに発揮できる。

前職では、対面取引中心の中堅証券会社で財務経理部長として働いていました。しかし、株式委託手数料の完全自由化以降、大きく状況が変化してきた証券ビジネスにおいて、社会への貢献が十分にできているのだろうか、と疑問を抱き、葛藤していました。日々模索し考えるなかで、日本を支えている資産形成層を中心とした幅広い世代に対して、先進的で有益、低コストなサービスを提供する事業に携わりたいという考えに至り、転職を決意しました。auFGはスマートフォンをベースに幅広い層に金融サービスを展開しており、お客さまにとって利便性が高く先進的なサービスを提供している点に惹かれました。そのような環境で、私もお客さまや社会により良い価値を提供するにはどうあるべきかを考えながら日々の業務に向き合いたいと思い、入社を決めました。また、約15年間培ってきた財務経理に関する知見をフルに発揮できる環境であることも魅力的でした。

連結決算で初めて目にした国際会計基準・IFRS。
財務経理担当として視野が広がり、新たな成長を実感した。

前職で財務経理のスキルを積んできましたが、日本基準や米国基準の会計処理の知識がほとんどで、連結決算で求められる国際会計基準(IFRS)の会計処理は全くの未経験でした。資本市場のグローバル化が進み、どの国の企業でも実態を把握できる国際的な統一基準として、各国でIFRS導入が加速していることは情報として知ってはいましたが、初めて連結決算の中身を見たときは驚きました。IFRSは公正価値評価を行う局面が多く、時価主義的性格が強いと言われますが、この会計基準の違いが財務諸表に与えるインパクトは大きく、早急にIFRSの知見を深める必要がありました。auFHでは日本基準で開示を行っていますが、KDDIではIFRS基準で開示しているため、常に両方の基準を念頭に置く必要があります。それが財務経理担当として新たな挑戦と気付きであり、視野や業務の幅が広がり、新たな成長を実感しています。

社内外の幅広い多くの関係者と議論を重ねていくなかで、コンセンサスを取り課題を解決に導いていく確かなやりがい。

auFHは中間持株会社ということもあり、様々なカウンターパーティとコンセンサスを取りながら業務を進める必要があります。たとえば財務経理部であれば、親会社であるKDDIやグループ各社の財務経理部門との情報共有や相談・報告を日々実施しています。また、監査法人対応についても自社の監査チームだけでなくグループ各社の監査チーム、IFRSの案件であればKDDIの監査チームともミーティングを行います。入社当初は日々の業務における判断に迷うところもありましたが、上司や同僚のサポートを受けて前へ進むことができました。auFHの設立は2019年、設立して6年目ですが急成長の段階にあるため、あらゆる側面で変化が早く、新しい刺激が日常的に存在します。その一方で課題も生まれますが、監査法人や税理士法人など、社内外のプロフェッショナルと議論を重ね、幅広い検討を踏まえて解決を図っています。課題を解決する一つひとつのプロセスが、着実に自分の知識や経験になっていることにやりがいを感じています。また、決算という一つの節目を無事終えることができるたびに、達成感も感じます。

今後の目標

auFGでは、通信×金融のシナジーを武器にグループ全体で広範囲な金融サービスを提供しています。まずはグループ内の各金融事業についてさらに理解を深め、「au経済圏」におけるお金や取引の流れを的確に把握したいと考えています。そのうえで、長年培ってきた財務・会計・税務の強みを活かし、デジタル金融の専門性を磨きながら、グループ全体のビジネス拡大に貢献していきたいと思っています。将来は、経営の意思決定に関わることができる人材に成長していきたいと考えています。

Daily Schedule

- ある1日のスケジュール -

  1. 9:00

    出社・メールチェック。

  2. 9:30

    グループ各社の対前月増減要因を確認。

  3. 11:00

    財務経理部の週次ミーティング。

  4. 12:00

    昼食。

  1. 13:00

    新規取引について会計・税務上の取扱いを調査。

  2. 15:00

    監査法人とのミーティング。

  3. 17:00

    連結調整内容の確認(日本基準・IFRS)

  4. 19:00

    退社

off style

休日は3人の子どもたちと過ごすことがほとんどです。買い物を楽しんだり、公園で遊んだり、一緒に過ごす時間が一番のリフレッシュになりますね。個人的には、映画やアニメを動画サイトで見ることが楽しみの一つ。最近では「ゴールデンカムイ」にハマりました。そしてもうひとつ大好きなのが、猫の動画。心から癒されます。