My Job
投資評価から、ガバナンス
強化、システムの
安全運用まで。
ITの専門家としてグループ
経営の基盤を担う。
私が所属するIT統括部は、当社グループの各事業会社のITガバナンスやITマネジメントを支援する部署です。グループ全体の司令塔となるホールディングスの立場から、IT投資管理、システムリスク管理、情報・サイバーセキュリティ対策のモニタリング、ルール整備や点検などを行います。各グループ会社のIT部門が自社の事業を推進するために行う業務を、グループ全体の視点から統括するわけですが、その中身は法令対応のためのルール策定からIT人財の採用に関する相談まで非常に多岐にわたります。私の担当業務は、投資効果の最大化と経営資源の最適配分に向けたIT投資案件の評価、安全で効率的なシステム運用のためのITマネジメントの高度化、自然災害などの緊急事態に備えるBCP(事業継続計画)体制のIT面からの支援などです。さらに大型プロジェクトの進捗・状況を管理して、月次で経営層に報告する役割も果たしています。現在は常時2〜3件の大型案件をモニタリングしており、銀行業を行う事業会社の勘定系システムをはじめ各社のビジネスを直接支える重要案件に関わっています。

多様な業種でのIT経験を活かして、
自ら主役となり事業成長に関われる環境へ。
これまで私は、ITベンダー、金融、流通といったさまざまな業種でIT関連業務を経験してきました。ITベンダーでは、自社ソリューションの企画やマーケティング、営業担当と連携した提案活動など、技術と営業の橋渡し役となりました。金融業では、顧客管理システムの企画・開発やIT投資や開発プロジェクトの管理を担当。また流通業では、当社と同じホールディングカンパニーの位置づけにある企業で働いたのですが、グループ全体のIT基盤を構築する大型プロジェクトの進捗・成果を管理するとともにIT投資プロセスの運営・改善や、経営層への報告という責任ある業務に携わりました。その経験を通して、ホールディングスという組織形態に興味を深めていたタイミングで、当社で先に働いていたかつての同僚から声をかけてもらったことが転職のきっかけとなりました。信頼していたその人から「少数精鋭体制のホールディングカンパニーだから、自分が主役となって働ける」と聞かされて、「間違いなく、将来の糧になる経験ができる」と考えて、新しいステージへの挑戦を決意しました。

テーラーメイドのITガバナンスで
多彩なフィナンシャルサービスを支える。
グループ全体のITを統括する私の仕事には、単一企業のIT部門では味わえない難しさと面白さがあります。たとえば当社グループには、銀行やクレジットカード会社のように厳格なセキュリティ基準が不可欠な大規模な会社もあれば、より小さな組織でスピード感を重視するサービスを展開する会社もあります。事業のスケールや性質が異なる中で、一律のルールを適用してしまうと、事業の遂行を妨げたり、不要な負担を生じさせたりする可能性があります。したがって金融庁の監督指針などを踏まえたうえで、各社の事情を考慮して「最低限守るべき安全基準」と「事業をスムーズに推進させる自由度」の最適なバランスをいかにとるかに私たちの手腕が問われます。各社の声に耳を傾けて、時にはルールを引き上げ、時には緩和する。まさにテーラーメイドのITガバナンスづくりが求められます。最終的なゴールは、各社がその強みを最大限に発揮し、グループのすべての会社がお客さまに良質なサービスを届けること。それを可能にする基盤を整えることが、私の使命であり、大きなやりがいです。

経営層と近い距離で仕事ができる充実感が
自分の成長を加速させる力になる。
当社には、「経営層との距離が近い」というカルチャーがあります。社長ともダイレクトにやり取りできる環境は、私にとって働きやすさの重要な要素です。ある時、IT投資管理の評価枠組みに沿って報告を行ったところ、社長から「この方法では投資のポイントが掴めない」と、いわゆる“ダメ出し”を受けました。そこでプロセスを一から見直して、グループ会社からの情報の集め方や資料のまとめ方を改良。事前説明会でグループ各社の理解も得ながら、新しい形で報告したところ、今度は納得してもらうことができました。こうした率直なやり取りができるのは、気さくでフラットな雰囲気があるからこそです。また、当社ならではのカルチャーは、業務外でも感じることができます。私は当社で4か月間の育児休業を取得しました。当初は2か月の予定でしたが、家庭の事情で延長を申請。内心は恐る恐るの申請でしたが、「大丈夫、気にせず家族を大事にして」と気持ちよく受け入れてもらえました。当社には、ワーク&ライフの両面で、安心して働ける環境があるといえます。
今後の目標
私が今後注力したいのは、グループ各社のITガバナンス態勢のレベルアップを支援していくことです。またシステムの困りごとに対応するだけでなく、人財の強化をはじめ、各社が抱えるあらゆるIT課題に一緒に向き合う存在になりたいと思っています。そうなるためには、各事業会社のIT担当の皆さんとのコミュニケーションをさらに深めていかなくてはなりません。それぞれの業務や課題をより理解しなくては、事業成長につながるITを実現するための適切な提案やアドバイスを行うことができないからです。各社が創出する価値をお客さまに確実に届けることができるよう、ITの面から全力で支えていきます。
Daily Schedule
- ある1日のスケジュール -
-
10:00
子どもを幼稚園に送った後、出社。
当日の打合せに向けた検討、
資料の作成 -
11:00
ミーティング
(グループメンバーの業務進捗レビュー) -
12:00
ランチ
(他部署のメンバーと
一緒に) -
13:00
オンラインミーティング
(グループ会社と大型IT投資案件の検討状況について)
-
14:00
月次委員会に向けて役員報告資料の作成・推敲
-
17:00
打合せ
(社内関係部署と法令対応のグループ方針について) -
18:00
メール対応、
翌日の打ち合わせの準備 -
18:30
退社
off style
休日は、よく子どもたちを連れて買い物や公園へ出かけます。それとは別に、最近凝っているのが、家の中に置ける遊具づくりです。室内用の鉄棒や雲梯(ぶら下がって遊ぶハシゴ状の遊具)をDIYでつくって、子どもたちに楽しんでもらっています。自分の好きなDIYから家族の思い出となるものがつくれることをとても喜んでいます。



















