My Job

単体決算、連結決算、会計課題、IFRSの対応など、
多岐にわたる会計・財務業務が事業を映し出す。

私は、会計・財務業務の中でも、主に決算を担当しています。まず、auフィナンシャルホールディングス(以下、auFH)単体の決算があり、さらにauフィナンシャルグループ子会社を含めた連結決算を取りまとたうえで親会社であるKDDIに対し月次で報告します。また、auFHとKDDIの決算情報の対外公表が四半期ごとにあるため、必要な注記事項などを追加した財務諸表を作成し、開示します。これらの決算を取りまとめる業務に加え、グループ各社の課題対応、KDDIへのIFRS(国際会計基準)基準での報告対応の検討など、会計を軸に多岐にわたる業務に従事しています。こうした業務において重要なのは、子会社やKDDIとの連携を密に図ることであり、子会社において、どのような事業が行われているかを的確に把握することです。成長過程にある子会社各社は、事業内容、業容等、急速な変化の中にあるため、適切な会計処理のためには、数字から見えてくる事業の変化をキャッチするだけなく、先を見越した対応が求められます。

モバイルと金融を一体で提供する世界観への共感。
銀行持株会社立ち上げというチャレンジングな環境。

私は大学卒業後に流通系の銀行に入社し、主計業務に6年間携わりました。その後、広報や海外事業の立ち上げなど、幅広い業務に従事しました。転職のきっかけとなったのは、海外事業の立ち上げに関わったことです。当時のキャリアを考えれば、海外赴任はほぼ決定的であり、現地駐在になる可能性が高かったのです。しかし、立ち上げた事業が苦難の中にあったため、業務へのやりがいを感じつつも、このまま続けていくことが、自らのキャリアにプラスとなるのかどうか、葛藤を抱えていました。当時、私が考えていたのは、人をサポートし、事業をドライブさせていくようなキャリアであり、そこに仕事の楽しさや、やりがいを見出したいと感じていました。そんな中、auFHが推進するモバイルと金融を一体でお客さまへ提供する世界観への共感と、銀行持株会社の立ち上げというチャレンジングな環境で仕事をすることで、自身への成長期待を抱いたことが入社の決め手になりました。

入社3ヵ月後に迫っていたグループの連結決算。
ゴールが見えなかった課題に取り組み、解決に導く。

2019年4月に入社し、その3ヵ月後には第1四半期の連結決算がありました。ゴールが見えない中で、連結決算に向けた会計業務がスタートしました。個別の金融サービス会社を傘下に収めて子会社化した直後の会計・決算業務には、KDDIも当時の監査人もそれほど知見がなく、手探りでの決算となりました。様々な課題がありましたが、その一つが企業価値評価の問題です。たとえば当社が取得した会社には有形・無形の価値(資産)がありますが、それをどう評価し、正しい会計処理に則って、財務諸表に反映させるか。評価によって数値も変わってきます。前職で経験した主計業務の知見を活かすと共に、社内外のプロフェッショナルとの議論や、幅広い検討を通じてチームとして乗り切り、問題なく連結決算業務を終えることができたときは、入社早々、確かなやりがいを実感しました。

一歩踏み込んだ財務戦略のアドバイザーでありたい。
常にチャレンジングであることに感じるやりがい。

私が会計処理で目指しているのは、会計基準や法律・規制を俯瞰し遵守した上で、より未来志向であることです。グループ各社の事業や、そこで生じた取引、あるいは今後進めていく新たな事業等、変化による影響への適切な対応をすることはもちろんですが、私が意識して取り組むことは、会計のアドバイザーとして一歩踏み込んだ長期的な財務メリットを提案することです。たとえばグループ各社の資本戦略(増資や他社の買収)による、資本の適切な配分で子会社の円滑な事業運営、シナジー効果の創出も期待できるのではないかと考えています。こうした業務を通じて実感するのは、職場ではスキルセット以上のものを任せてもらえるチャレンジが常にあることであり、それがやりがいにつながっています。会計処理からのアプローチで当社が目指す「通信とライフデザインの融合」による次世代金融サービスの創造に寄与していきたいと考えています。

今後の目標

金融持株会社の金庫番として、未来につながる財務会計戦略の立案・実行を主導できるように、日々の業務を通じて精進していきたいと思っています。最適な財務会計戦略の実践が、結果として各子会社間のシナジー効果を生み、優れた金融サービスをお客さまに提供することを実現し、さらには、お客さまに支持される次世代金融サービスを生み出すと考えています。

Daily Schedule

- ある1日のスケジュール -

  1. 8:00

    出社。メールチェック後、
    一日のタスクの確認

  2. 9:00

    傘下の子会社の財務戦略検討

  3. 12:00

    昼食

  4. 13:00

    監査法人と
    新しい会計基準に関するミーティング

  1. 14:00

    連結決算業務
    親会社KDDIとメール等で対応し
    連結決算に関して協議

  2. 16:00

    新しい国内会計基準の対応、
    auじぶん銀行の担当者とミーティング

  3. 17:30

    経営企画部、
    リスク統括部とミーティング

  4. 19:30

    退社

off style

高校までサッカーに打ち込んでいたこともあり、サッカー観戦は楽しみの一つです。また、以前の職場のメンバーと作ったフットサルチームに参加して汗を流しています。それ以外の時間は、会計・財務に関する勉強の事案に費やしています。この世界は、知識が実務に直接反映されるので、知識の吸収は不可欠。勉強の合間に料理を楽しむこともあります。